こんなことでお悩みではありませんか?
- 膝が痛くて正座ができない
- 正座をしようとすると足がつってしまう
- レントゲン検査を受けたら、骨には異常がないと言われた
- あぐらもかきにくくなった
- 階段の上り下りが辛い
- 自転車に乗るときはそれほど痛くならない
- 正座ができなくなるいくつかの原因
正座ができなくなる原因=膝関節というわけではありません。
レントゲンで検査を受けて、大きな変形や損傷がないのに正座が辛かったり、階段の上り下りが辛くなるのは、膝に限らない脚全体の筋肉のバランスや、足関節や股関節、あるいは骨盤との動きの連動がうまくいかないことによる場合もあります。膝に痛みが出たり、正座がしずらくなる場合の代表的な要素として、以下のものが挙げられます。
- 膝関節をはじめとする、各関節の変性、変形
- 股関節の柔軟性低下、可動域制限
- 足関節の可動域制限
- 下腿の柔軟性低下
- 体幹筋や骨盤との運動連鎖不良
- 筋肉全般の柔軟性不足
- 神経症状
放っておくほど、改善に時間がかかる 上に挙げただけでも、膝周囲の痛みの原因についてたくさんの箇所を診る必要があります。しかしながら、まだ多くの人が痛みを感じるところだけが悪くなっていると感じたり、治療院でも膝だけしか診察や治療をしないところも多くあります。
当院では、問診や検査を丁寧に行うことを大切にし、痛みの根本原因を追究していきます。
患者様とお話をするとこのような声がよくあります。
- 「日常に大きな支障はなかったので、自然に痛みが退かないか様子をみていた」
- 「以前、他の部分の痛みで病院に行ったら、軽症といわれ恥ずかしい思いをしたので、病院に行きずらくなった」
- 「テレビで膝の痛みのことを見て、サプリメントを購入して様子をみていたけど、全然よくならなかった」
その痛みが、軽症であれ重症であれ、治療は早期に行うことをおすすめします。痛みを我慢しながら生活を続けると、かばった影響がほかの部分に及んでしまい、身体のバランスにゆがみを起こしたり、治療に長期間要してしまいます。どんな小さな痛みでも、お悩みでしたらお早めにご相談ください。
膝を大切にするためのポイント
現代の医療では、摩耗した軟骨の再生はできないと考えられています。関節の変性は、加齢によるものだけではなく、普段の身体の癖から蓄積されたものがあり、進行のスピードに個人差が生じるのはこの身体の癖が大きな比重を占めているようです。そのため、今持っている身体の癖を定期的に修正し、関節の状態を解剖学的に正しく使えるコンディションに整えておくことによって、長持ちさせることが大切です。特に膝において関節を守るためのいくつかのポイントを挙げておきます。
- 股関節、足関節の柔軟性を保っておくために、ストレッチや体操を適度に行う
- ソファーや床での生活など、低いところからの立ち座り動作をするときは、手すりなどにつかまるようにする
- 自転車のサドルは、低くしすぎない(ペダルの最下点で膝が伸びるように)
- 外反母趾や、偏平足がある場合には中敷きなどで足に負担がかからないように工夫する
- 膝をつかないようにする
- 斜め座りをしない
- 身体を冷やさないようにする
実際に膝周囲に痛みがある場合には、膝を支えるための筋力トレーニングも推奨されています。 しかし、強い痛みに耐えてそれを行った場合には筋肉はつくどころか、逆に委縮してしまうこともあります。痛いのでトレーニングも苦痛で続きません。そのため、痛みを和らげることが先決で、トレーニングは治療しながら痛みがない範囲で適切なものを行っていくほうがよいでしょう。